2018シーズンの健闘を讃えあう、関西学生サッカーアウォーズ。

関西学生サッカーのシーズンを表彰する「2018年度関西学生サッカーアウォーズ」が12月8日(土)開催された。会場となった阪南大学の記念ホールには関西学生サッカー連盟に加盟するチームスタッフや選手たちをはじめ大勢の関係者が集まり、シーズンの健闘を讃えあった。注目のMVPは大阪体育大学の林大地選手(3年)。Jリーグに内定している髙尾瑠選手(関学大・ガンバ大阪内定)、荒木隼人選手(関西大・サンフレッチェ広島内定)、中野克哉選手(関学大・京都サンガ内定)、草野侑己選手(阪南大・横浜FC内定)らも優秀選手に選出された。

優勝は大阪体育大学。関西学生サッカーリーグの2018シーズン。

 

2018シーズンの関西学生サッカー1部リーグは、前期を首位で折り返し総理大臣杯では準優勝の成績をあげた大阪体育大学がリーグ最少失点で優勝。準優勝の関西学院大学はリーグ後期に追い上げるも勝点1及ばなかった。3位の関西大学、4位の桃山学院大学までの4校が12月12日からの全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)出場を決めている。

また、2部Aリーグの大阪経済大学・大阪産業大学・関西福祉大学が1部リーグへ、2部Bリーグの神戸大学・大阪大学が2部Aリーグへ、3部チャレンジリーグの大阪市立大学・和歌山大学・関西外国語大学が2部Bリーグへ昇格。来シーズンは新しいステージでの戦いとなる。

 

58チーム、戦い続けたシーズンの表彰。

 

今年で10回目となる関西学生サッカーアウォーズ。昨年は台風の影響で中止になったため、2年ぶりの開催となった。全カテゴリーの優秀選手・得点王・アシスト王・ベストキャプテン・フェアプレー賞のほか、1部リーグでは年間最優秀選手賞や優秀指導者賞、新人賞、4年間最多リーグ出場賞も発表された。表彰の合間には、試合風景や月間ベストゴールなど迫力のある映像を上映。すでにJリーグに内定している12名の選手や、チームを支える主務やマネージャーへの感謝のメッセージなども写真やムービーで紹介された。

 

 

【開会宣言】

            

関西学生サッカー連盟 好光智学生幹事長(関学大4年)

本日はお忙しい中お集まりいただきまして誠にありがとうございます。今回のアワーズは、リーグを戦い抜いた選手、そして選手を支えるスタッフ、それぞれを讃えるさまざまな表彰と迫力のある映像をご用意しております。学生サッカーに関わるすべての人たちを讃え合う有意義な時間であってほしいと願っております。ぜひお楽しみください。

それでは2018年度、関西学生サッカーアウォーズを開会いたします。

 

一般社団法人関西サッカー協会 前田康一専務理事

まずは本日の関西学生サッカーアウォーズの開催、ちょうど節目の10回ということで誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。さて、今年の関西学生サッカーリーグ4月7日に開幕され、約半年間それぞれのカテゴリーにおいて熱い戦いが繰り広げられたと思います。特に今年はワールドカップイヤーでございました。日本代表本当に素晴らしい活躍をしてくれました。多分、学生のみなさんもそれに触発されて、素晴らしい熱い戦いを半年間繰り広げられたと思います。1部では大阪体育大学が5年ぶり4回目の優勝、誠におめでとうございます。2部および3部において優勝されたチームにもお祝い申し上げます。さらに各賞を受賞されます皆様におかれましても心よりお祝い申しあげます。

優勝されました大阪体育大学をはじめとして関西学院大学、関西大学、桃山学院大学におかれましては12月12日より開催されます第67回全日本大学サッカー選手権大会に関西代表として出場されます。関西を代表してぜひ全国の場でこの関西学生リーグで培われた力を如何なく発揮され、ぜひ優勝を勝ち取っていただきたいと祈念しているところでございます。まことに活躍を期待します。

最後になりましたが今年の関西学生リーグを支えてくださいました多くのスポンサーの皆様、また、運営に携わっていただきました多くのスタッフの皆様に心より感謝を申し上げて、この関西学生サッカーリーグがますます発展しますことを祈念いたしまして開会の挨拶とさせていただきます。本日はどうもおめでとうございます。

 

 

【3部リーグ】

 

3部リーグは全12チームによるリーグ戦が行われた。所属チームは兵庫県立大学姫路、京都外国語大学、大阪大学外国語学部、奈良学園大学、大阪経済法科大学、兵庫教育大学、四天王寺大学、京都工芸繊維大学、奈良教育大学、大阪工業大学、太成学院大学、神戸医療福祉大学。今シーズンは兵庫県立大学姫路が優勝を飾った。

 

チーム成績

優勝:兵庫県立大学姫路、準優勝:京都外国語大学、第3位:大阪大学外国語学部

 

優秀選手賞

GK:高瀬裕史選手(大阪大外語 3年)、里仲俊哉選手(奈学大4年)

MF:高崎英幸選手(兵県大姫路4年)、児谷拓希選手(京外大3年)、本多照昌選手(京外大1年)、出口優真選手(経法大3年)、

FW:西村祐哉選手(京外大2年)、上原幸真選手(奈学大2年)

 

ベストキャプテン

植松丈裕選手(兵県大姫路3年)

 

【3部チャレンジリーグ】

3部チャレンジリーグは12チームによるリーグ戦が行われ、上位2チームは2部Bリーグへ自動昇格、3~6位チームは2部Bリーグ8~5位チームとの入替戦に臨む。所属チームは大阪市立大学、和歌山大学、神戸国際大学、滋賀大学教育学部、京都教育大学、関西外国語大学、摂南大学、兵庫県立大学神戸、森ノ宮医療大学、神戸市外国語大学、大阪国際大学、大谷大学。今シーズンは優勝の大阪市立大学が2年ぶり、準優勝の和歌山大学が3年ぶりの昇格、6位の関西外国語大学は入替戦で昇格を決めた。

 

チーム成績

優勝:大阪市立大学、準優勝:和歌山大学、第3位:神戸国際大学

 

優秀選手賞

GK:松下竜大選手(滋賀大(大津)2年)、中野和哉選手(京教大4年)

DF:竹川恭平選手(和大3年)、平田荘馬選手(神国大4年)

MF:坂本瑞貴選手(大市大4年)、長谷川輝選手(京教大3年)

FW:戸田大翔選手(京教大2年)、坂本拓巳選手(森医大4年)

 

ベストキャプテン

坂本瑞貴選手(大市大4年)

 

坂本瑞貴キャプテン(大市大4年)

一年間、3部リーグで優勝して昇格するために戦ってきました。優勝は非常に嬉しく思っています。また昇格するために日頃の練習からこだわってやってきました。(サッカー部での4年間を振り返り)学生主体で活動してきた中で、いろいろな経験ができて非常に濃い4年間だったと思います。

 

竹川恭平キャプテン(和大3年)

ぎりぎりの昇格だったので嬉しいというよりほっとした気持ちです。1年間通して強気のサッカーというのをやってきましたので、同点の状況であってもビハインドの状況でも跳ね返すことができたのが大きかったと思っています。(来シーズンに向けて)今の状況では2部では戦えないと承知していますので、とにかく強くなって2部で戦い、3部の入替戦で負けないチームを作っていきたいと思っています。

 

品川和哉キャプテン(関外大3年)

チャレンジリーグが始まって3節くらいで勝点2だったので「これはほんまに頑張らなあかん」とチーム一丸となって戦った結果、2部昇格できてとても嬉しく思っています。取り組んできたこととしては、チーム力を高めるためにコミュニケーションをとってチームひとつになって戦えたことです。(来シーズンに向けて)ひたむきに戦って楽しむことを忘れずに気負うことなく頑張りたいと思います。

 

【2部Bリーグ】

2部Bリーグには10チームが所属。神戸大学、大阪大学、京都大学、追手門学院大学、佛教大学、芦屋大学、大阪府立大学、京都橘大学、大阪大谷大学、滋賀大学経済・DS学部がリーグ戦を戦った。優勝チームは2部Aリーグに自動昇格、2~4位チームは2部Aリーグの11~9位チームと入替戦を実施。優勝した神戸大学と入替戦を制した大阪大学が2部Aリーグへの昇格を決めた。

 

チーム成績

優勝:神戸大学、準優勝:大阪大学、第3位:京都大学

 

優秀選手賞

GK:兒島拓哉選手(追大4年)

DF:高居周矢選手(佛教大3年)

MF:富永真央選手(神戸大4年)、大西高弘選手(大阪大3年)、安部基喜選手(大阪大2年)

FW:内藤輝選手(神戸大4年)、坂井優太選手(大阪大3年)、吉田翔太選手(京都大4年)、岡田皓介選手(佛教大 2年)

 

ベストキャプテン

内藤輝選手(神戸大4年)

 

 

2Aリーグ】

2部Aリーグは12チーム。所属チームは、大阪経済大学、大阪産業大学、関西福祉大学、大阪商業大学、大阪教育大学、流通科学大学、京都学園大学、関西国際大学、姫路獨協大学、神戸学院大学、天理大学、龍谷大学。上位2チームが自動昇格、3・4位チームが1部リーグの10・9位チームと入替戦を行う。今シーズンは大阪経済大学が2年ぶり、大阪産業大学4年ぶりの昇格となり、3位の関西福祉大学が入替戦に勝利して初の1部リーグ昇格を決めた。

 

チーム成績

優勝:大阪経済大学、準優勝:大阪産業大学、第3位:関西福祉大学

 

優秀選手賞

 

DF:西岡伸選手(大経大4年)、松村航希選手(大教大4年)

MF:川﨑一輝選手(大経大3年)、久保田貴大選手(大産大4年)、吉武莉央選手(大産大3年)、荒田成貴選手(関福大4年)、髙橋醇選手(大教大4年)、古藤丞選手(大教大4年)

FW:島田拓海選手(大経大4年)、西尾和真選手(関福大2年)、橋本啓吾選手(大商大2年)、黒石貴哉選手(姫獨大4年)

 

ベストキャプテン

西岡伸選手(大経大4年)

 

西岡伸キャプテン(大経大4年)

去年1部リーグで戦っていたのですが、結果は惨敗で2部リーグに落ちてしまった。その厳しさを後輩たちに伝えながら戦いました。責任とプレッシャーがあったんですけど、優勝という形で跳ね返せたのでよかったです。4年間、非常に短かったです。大学サッカーはフィジカル面で非常に強い。僕自身はフィジカルが強くなかったので、そこを強化して臨んできた結果、4年間やってこれたので良かったと思います。

 

二反田知暉副キャプテン(大産大4年)

2年生、3年生、4年生と2部リーグで戦い、4年生になってやっと昇格できました。後輩たちには1部の舞台で戦ってほしいと思います。大学サッカー4年間を振り返って、短かった。サッカーだけじゃなくて人として大きくしてくれたのが大学サッカーかなと思います。

 

日高憧也キャプテン(関福大4年)

創部1年目から先輩がいない中でのスタートだったんですけど、4年間1部昇格を目標にやってきたので昇格できて本当に嬉しかったです。各カテゴリー間のモチベーションの差をなくすために、定期的にミーティングを行い、なるべく全員が同じ方向を向いていけるように取り組んできました。(4年間)先輩がいない中でやってきたので、いい伝統を作れたかどうかはわからないですけど、4年間、今の一期生の仲間できて本当に嬉しいです。後輩たちには一部で思いきりやってほしいと思います。

 

Iリーグ・マスコット紹介】

Iリーグ(インディペンデンスリーグ)

3部から2部Aリーグまでの表彰が終わったところで、「Iリーグ」の報告が行われた。サッカーの名門校では100名以上の部員を抱えるところも珍しくない。出場機会に恵まれない選手たちの公式戦が、Iリーグ(インディペンデンスリーグ)である。関西・関東・東海などの地域ごとに開催され、リーグ終了後は全国大会も開催される。関西では25大学・56チームが参加し、阪南大Bと関大ウルトラスの2チームが全国大会に出場した。

 

関西学生サッカー坊主くん

ステージに登場したのは、関西学生サッカー連盟のマスコット「関西学生サッカー坊主」くん。2011年に関西学生サッカーすべてのチームを応援するために誕生した土と芝生の妖精で、昨年の関西選手権からは開会式や試合会場などに登場するようになった。「かんさいくんと呼ばれることが多いですが、『関西学生サッカー坊主』くん。ぜひ名前を憶えてあげてください」。

 

 

【得点王・アシスト王】

1部リーグから3部リーグまで、各カテゴリーの得点王とアシスト王13名が表彰された。1部リーグの得点王・林大地選手(大体大3年)とアシスト王・牧野寛太(関西大3年)が代表でスピーチを行った。なお、過去の得点王は、2015年・呉屋大翔選手(関学大卒・現徳島ヴォルティス)、2016年・出岡大輝選手(関学大卒・現藤枝MYFC)、2017年・中野克哉選手(関学大4年・京都サンガF.C.内定)。アシスト王は、2015年・池上丈二選手(大体大卒・現レノファ山口)、2016年・2017年・山口一真選手(阪南大卒・現鹿島アントラーズ)。いずれもJリーグ入団を勝ち取っている。林選手・牧野選手はまだ3年。これからのさらなる活躍が楽しみだ。

 

得点王

林大地選手(1部・大体大3年)、島田拓海選手(2部A・大経大4年)、坂井優太選手(2部B・大阪大3年)、斉藤敬太郎選手(3部チャレンジ・大市大3年)、西川拓良選手(3部チャレンジ・和大3年)、戸田大翔選手(3部チャレンジ・京教大2年)、浦元快斗選手(3部チャレンジ・関外大2年)、上原幸真選手(3部・奈学大2年)

 

アシスト王

牧野寛太選手(1部・関西大3年)、荒田成貴選手(2部A・関福大4年)、古藤丞選手(2部A・大教大4年)、長谷川輝選手(3部チャレンジ・京教大3年)、高崎英幸選手(3部・兵県大姫路4年)、村田蓮太朗選手(3部・四天大3年)

 

林大地選手(大体大3年)

今年より多くの点を取れたのは、後ろから守ってくれている味方がいて、僕のところまで最後大事につないでくれたから。フォワードとして最後に決めるのは責任だと思ってこのリーグでプレーしているので、それが結果につながって良かったです。ありがとうございます。

 

牧野寛太選手(関西大3年)

このような賞がとれて素直に嬉しい気持ちでいっぱいです。これは自分ひとりでとったものではないと思っているので、チームメイトに感謝したいと思います。ありがとうございました。

 

【フェアプレー賞 ペーダ―杯】

1部リーグのフェアプレー賞は優勝を決めた大阪体育大学。神戸大学や大阪市立大学もそれぞれのカテゴリーの優勝チームとなった。表彰は「フェアプレーで爽やかな関西学生サッカーのこれからを楽しみにしたい」というアナウンスで締めくくられた。

 

1部リーグ 大阪体育大学

2部Aリーグ 流通科学大学

2部Bリーグ 神戸大学

3部チャレンジリーグ 大阪市立大学

3部リーグ 京都外国語大学

 

 

【優秀指導者賞・1部リーグベストキャプテン】

優秀指導者賞は1部リーグ優勝チームの監督に授与される。今年は関西学生サッカーリーグ5年ぶり4回目の優勝を果たした大阪体育大学の松尾元太監督が受賞。ベストキャプテンには大阪体育大学の江郷下奨選手(4年)が選出され、セレモニーには副キャプテンの小川明選手(4年)がスピーチを行った。小川選手はDFとしてリーグ最少失点に貢献し、チームを優勝へと牽引した。

 

優秀指導者賞

大阪体育大学 松尾元太監督

 

ベストキャプテン

大阪体育大学 江郷下奨キャプテン(4年)

 

大阪体育大学 松尾元太監督

まず、2018年リーグを通して学生が成長しサッカーに集中し仲間とともに切磋琢磨し没頭できる環境を与えていただいた関西学生サッカー連盟のみなさま、そして、他大学のみなさまのご協力があり、このような結果がいただけたと思っています。2018年のリーグ優勝を果たせたのは、選手の活躍が第一です。そしてチームを支えるスタッフ、学生スタッフ含めてみんなの協力がありこのような結果を残すことができました。本年度は年間通して10名ほどの4年生が教育実習で3週間4週間チームを抜けるという中で、4年生だけでなくて3年生2年生1年生含めてチーム一丸となりチーム全員が戦力となり結果を出してくれたことがリーグ優勝の大きな要因だったのかなと思います。

 

大阪体育大学 小川明副キャプテン

年間を通して個人の守備に加えチーム全体の守備を徹底することで、リーグの中でもチームの失点を少なくできたと思います。また教育実習やケガで選手の入替がある中で、おのおのが自分の役割を徹することでチームの勝利に結びつき、それがリーグ優勝につながったと思います。

 

 

【新人賞】

1部リーグのチームには、新入生ながら試合に出場している選手がいる。中でも注目の6選手が新人賞に選ばれた。代表で表彰状を受け取ったびわこ成蹊スポーツ大学の藤松航矢選手(鳥栖U-18 出身)は年代別日本代表を経験。他の選手たちも、Jクラブのアカデミーや高校サッカーの名門校出身など、経歴も実力も傑出した期待の星だ。大学4年間でどれほどの成長を遂げるのか、彼らの活躍とともに、関西学生サッカーのさらなるレベルアップも楽しみだ。

 

安羅修雅選手(関学大)、山見大登選手(関学大)、藤松航矢選手(びわこ大)、森昂大選手(びわこ大)、江口稜馬選手(阪南大)、田中颯選手(京産大)

 

 

4年間最多リーグ出場賞】

この賞は、サッカーに打ち込んだ大学4年間の中で、リーグ戦に最も多く出場した選手に贈られる。今年の受賞は、関西学生サッカーリーグ4年間全88試合中87試合に出場した立命館大学の白坂楓馬選手(4年)。1年の時から正GKとしてピッチに立ち続け、フィールドの最後方からチームを鼓舞し続けてきた。出場時間は7,830分、2位に大差をつけての受賞となった。

 

4年間最多リーグ出場賞

第1位 7,830分 白坂楓馬選手 立命館大学

第2位 7,248分 橋本侑紀選手 京都産業大学

第3位 7,154分 髙尾瑠選手 関西学院大学

 

白坂楓馬選手(立命大4年)

最多出場記録をいただいたこと、本当に嬉しく思います。ただ、4年間僕の大学は全国大会に1度しか出場することができず、また、自分の目標であったプロの道に進むこともかないませんでした。そういった点ではもっと結果を追い求めるべきだったなと素直に思います。そして、誰よりも努力して4年間結果を求めた、後ろに座っている、自らプロへの道を勝ち取ってきた選手たちのことを本当に尊敬します。

4年間、僕に携わってくださった他大学の関係者のみなさん、後ろに座っているみんな、そして米田監督、本当にありがとうございました。

 

【ベストゴール賞】

関西学生サッカー1部リーグは全試合USTVで放送されている。その映像を活用し、毎節すべてのゴールを見た学生幹事がベストゴールを選んでSNSに投稿し、投票を募って月間ベストゴールを選んできた。その中からさらに投票を募った年間ベストゴールを発表。ステージには受賞選手とともにUSTVを制作している東洋メディアサービスの沖本進哉代表取締役も登壇した。

 

年間ベストゴール

第1位 大阪学院大学 和田幸之佑選手(3年)

第2位 関西大学 梅津克貴選手(1年)

第3位 大阪体育大学 菊池流帆選手(4年)

 

大阪学院大学 和田幸之佑選手(3年)

このような賞を受賞できて光栄に思います。チームあっての個人だと思うので、チームメイトにも感謝したいと思います。ありがとうございました。

 

東洋メディアサービス 代表取締役 沖本進哉氏

本日はこのように栄えある席にお招きをいただいた上、このような重大な役目を配し光栄に思います。われわれのコンテンツがこの賞のお役に立てたことを非常に誇りに思うとともに、今後まだまだ未熟なコンテンツですので充実させていかなければいけないなと感じております。(和田選手の受賞は)彼の鍛錬の結果だと思いますが、まわりの方々、チームメイトやご友人、そして親御さんのご協力があってこそだと思います。和田くんにお願いがあるんです。今日家帰ったら親御さんに「賞をいただいたよ、今までありがとう」と言っていただきたいと思います。それと、来年きみが大事な試合に臨む時は「今から頑張ってきます」そういって家から出てほしいなと思います。

関係者のみなさん、スポーツ界、今年はいろいろありましたが関西学生サッカーは本当にすがすがしく一年を終えることができたと思います。勝つ時も負ける時も堂々と、そういう試合ができるように来年もよろしくお願します。

 

 

【1部優秀選手賞・最優秀選手賞】

2018年度関西学生サッカーリーグ1部は、大阪体育大学の優勝で幕を閉じた。大阪体育大学は夏の総理大臣杯でも準優勝と健闘。リーグ準優勝の関西学院大学、第3位の関西大学、第4位の桃山学院大学とともに全日本大学サッカー選手権大会に臨む。また、優秀選手賞に選ばれた11人のうち6人が3年で、MVPの林大地選手(大体大)も3年での受賞となった。

 

チーム成績

優勝:大阪体育大学、準優勝:関西学院大学、第3位:関西大学

 

最優秀選手賞

GK:立川小太郎選手(大体大4年)

DF:田中駿汰選手(大体大3年)、髙尾瑠選手(関学大4年)、荒木隼人選手(関西大4年)、黒川圭介選手(関西大3年)、

MF:中野克哉選手(関学大4年)、牧野寛太選手(関西大3年)

FW:林大地選手(大体大3年)、毎熊晟矢選手(桃山大3年)、青山景昌選手(びわこ大3年)、草野侑己選手(阪南大4年)

 

年間最優秀選手賞(関西サッカー協会会長杯)

林大地選手(大体大3年)

林大地選手(大体大3年)

MVPに選ばれて、すごいびっくりしました。この賞も一緒に戦った仲間、家族、友だちのおかげだと思います。インカレでもこの賞に恥じないように結果が出せるように頑張りたいと思います。ありがとうございました。

 

 

Jクラブ内定選手】

 

関西学生サッカーを経てプロへ進む選手は少なくない。2018年、関西学生サッカーリーグでプレーした選手のうち、12月8日現在で12名の選手がJクラブに内定している。スクリーンではプロ入りを実現した選手たちが紹介された。また、アウォーズの翌日には大阪体育大学菊池流帆選手(4年)のレノファ山口FC入団も発表された。

 

Jクラブ内定選手

髙尾瑠選手(関学大4年・ガンバ大阪内定)、中野克哉選手(関学大4年・京都サンガF.C.内定)、荒木隼人選手(関西大4年・サンフレッチェ広島内定)、草野侑己選手(阪南大4年・横浜FC内定)、末吉塁選手(大体大4年・モンテディオ山形内定)、浅野雄也選手(大体大4年・水戸ホーリーホック内定)、大野佑哉選手(阪南大4年・松本山雅内定)、清川流石選手(びわこ大4年・愛媛FC内定)、吉村弦選手(同大4年・長野パルセイロ内定)、渡部大樹選手(大産大4年・ブラウブリッツ秋田内定)、河野貴志選手(関西大4年・ギラヴァンツ北九州内定)、黒川圭介選手(関西大3年・ガンバ大阪2020シーズン入団内定)、菊池流帆選手(大体大4年・レノファ山口FC内定)

 

 

【閉会宣言】

関西学生サッカー連盟 橋本楓生弥学生広報委員長(大経大3年)

昨年は台風の影響で開催できませんでしたが、今年は皆様のご協力があり関西学生サッカーアウォーズを開催することができました。ご協力ありがとうございました。今日で今年一年のさまざまな思い出を振り返っていただいたと思います。この関西学生サッカーアウォーズがここにいるさまざまな思いを持っている皆様の次へと進む道への第一歩となれば幸いです。来年度も本年度と同様、チームの皆様、各関係者の皆様にご協力していただくことがたくさんあると思います。、来年度も今年度と同様、ご協力よろしくお願いします。一緒に関西学生サッカーを盛り上げましょう。

以上をもちまして2018年度関西学生サッカーアウォーズを閉会いたします。この後エンディングの動画が流れます。この動画は関西学生サッカー連盟に加盟している全チームのメッセージが込められた動画となっています。皆様ぜひ最後までお楽しみください。ありがとうございました。

 

 

【2018年度関西学生サッカーアウォーズ運営スタッフ】

 

2018年度関西学生サッカーアウォーズは盛況のうちに閉幕した。舞台裏では多くの学生たちが活躍していた。苦労も多かったと聞いている。2年ぶりの開催となったため、多くの学生にとってはアウォーズの運営は初めての経験。阪南大学の記念ホールで開催するのも初めてのことで、戸惑うことも少なくなかっただろう。司会進行もプロの手を借りず初めて学生たちだけで行った。メンバーが足りないところは関西学生サッカー連盟審判部の学生たちも協力した。

関西学生サッカー連盟の学生幹事・準幹事は、年間を通じてさまざまな活動を行ってきた。試合の運営や速報の発信、勝敗予想企画やベストゴールの選出、セレモニーのサポート、選手名鑑の制作、総理大臣杯では協会・連盟・大学・プレスなど大勢の関係者に対応し、ステップアップリーグではJクラブのスタッフと連携しながら運営を行った。

2018年、関西学生サッカーの素晴らしいシーズンを支えた関西学生サッカー連盟の学生幹事・準幹事、そして審判部のみなさまに、心から感謝します。

前列左から、奥山智生さん(立命大4年)、石丸真帆さん(立命大3年)、松下幸暉さん(大体大3年)、中井剛志さん(京産大2年)、簔城賢さん(姫獨大3年)、森島佑太さん(阪南大2年)、橋本楓生弥さん(大経大3年)、好光智さん(関学大4年)、中島宏基さん(大院大2年)、柏井晴さん(関西大2年)、安田拡斗さん(関西大3年)、榎本蓮さん(甲南大2年)

2列目左から、森岡久美子事務局長、長嶋水香さん(近畿大2年)、渡邉希子さん(平安女学院大3年)、杉本光さん(大教大3年)、工藤愛梨さん(阪南大1年)、西井玲美さん(びわこ大3年)、小川哲平さん(立命大3年)、原田敦生さん(大体大2年)

2列目後列左から、中村翔太さん(阪南大4年)、山田颯一郎さん(立命大4年)、澤井元伸さん(立命大2年)、康本三太さん(関学大2年)、岩下敦さん(立命大3年)、岩田優吾さん(同大2年)、上岡拓海さん(びわこ大2年)、田代公彦さん(大体大2年)

最後列左から、西田裕之理事長、田島正教事務局次長、福島惇輝さん(関西大2年)、山田昌輝さん(甲南大3年)、森川雅也さん(京都医療科学大2年)、佐古健太さん(阪南大4年)、天野海輝さん(近畿大2年)、巽亮太さん(天理大4年)、平野裕一朗さん(関学大4年)、福本駿さん(桃山大2年)、國塩宙樹さん(大院大2年)

 

※アウォーズの写真はoneのFacebookでも公開しています。併せてご覧ください。

 

Text by Michio KII

Michio Kii

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