「トノバン(加藤和彦さんの愛称)って、もう少し評価されても良いのじゃないかな? 今だったら、ぼくも話すことができるけど」───前作『音響ハウス Melody-Go-Round』の完成試写会で高橋幸宏さんにかけられたこの言 […]
『アレックス』(2002)や『CLIMAX クライマックス』(2018)など、作品を発表するたびに賛否両論を巻き起こす監督、ギャスパー・ノエ。手掛ける作品には暴力やセックスなどの過激な描写も多く、実験的な手法も取り入れる […] 続きを読む
かつて、JR京都駅の南に、建築家たちが足しげく通ったと言われる泰山製陶所がありました。設立は、近代洋風建築が注目されていた1917年(大正6年)。ここで作られる建築用の装飾タイルは「美術タイル」と謳われ、秩父宮邸や那須御 […] 続きを読む
あなたが分からなくて、あなたを知りたくて、わたしの恋が始まった――― 発達障がいをもつ画家と空気を読みつづけてきた雑誌編集者の出会いと葛藤を描く純愛映画『はざまに生きる、春』。好きな人のことをわかりたいと願う気持ち、自分 […] 続きを読む
その願い、絶望よりも深く、憎しみよりも強靭――― 山里でひとり暮らす陶器職人の父親と海外で活躍する息子、隣人でありながら交わることのなかった在日ブラジル人の青年…。“今を生きる”彼らのリアルな姿を軸に、独自の視野から〈家 […] 続きを読む
義足のため日本でプロの夢を絶たれた男がフィリピンでプロボクサーを目指した感動の実話―――。このフレーズだけを見ると〈泣けるスポーツ映画〉を想像するかもしれません。それも間違ってはいないのですが、映画『義足のボクサー GE […] 続きを読む
あふれるほどの愛でしか、世界は変わらない――― 2003年、「生きているものはみんな助ける」という“異端の獣医学生”の一途な想いで設立された「犬部」。行き場を失った犬や猫を保護し、命を守ることに燃えていたメンバーたちはや […] 続きを読む
南極の氷雪250㎞、オーストラリアの荒野521㎞、ピレネー山脈850㎞、サハラ砂漠1,000㎞を、走る。圧倒的な自然と対峙し人間の限界に挑むアドベンチャーマラソン。鍛え抜かれたアスリートでさえ完走できるとは限らない過酷な […] 続きを読む
手塚眞監督が、手塚治虫原作で映画を撮る。それだけでニュースなのに、選んだ作品が『ばるぼら』である。1974年に発表されたこの漫画はエロスと狂気が錯綜し、さまざまなタブーも描かれた手塚治虫作品でも異色の問題作。ともすると悪 […] 続きを読む
セレッソ大阪初代キャプテンで同クラブ強化部長を務め、現在はエージェントとして活躍している梶野智氏が、2015年3月に関西レジェンドクラブを設立したのだ。関西のJリーグ4クラブに所属していた元プロサッカー選手なら誰でも参加 […] 続きを読む