【編集長の与太話】ライブで出会った小さな奇跡。

当日の神戸はとてもいい天気でした

何回ネタにするの! とお叱りを受けそうですが…。福山雅治さんのライブで、またまた小さな奇跡と出会ったので報告させてください。

 

『WE’RE BROS. TOUR 2021-2022』 2月24日神戸ワールド記念ホール。この日のライブには、大阪城ホールに引き続き母親と妹といっしょに行く予定でした。

しかし、1月末から新型コロナ感染症の第六波がぐんぐんと拡大していき、死者数も増加。高齢者(79歳)である母を参加させていいのか? 妹とわたしは大いに悩みました。

 

母親本人は「次にいつ逢えるかわからないから行きたい!」といいますが、感染者の少ない地域に住んでいる高齢者が感染者の多い神戸に遠征してくるのは高リスク。結局、福山さんから〈生中継! 最前列オンラインチケット発売〉のアナウンスがあったので母には諦めてもらい、大阪に住んでいるわたしがひとりで参加することになりました。

でも、行かせてあげたかったのです。本音をいうと…。

 

そんなモヤモヤした気持ちをもちつつ現地に着いてみると、手にしていたチケットは予想以上の良席。サブステの横で視界もバッチリ開けています。

「ああ、やっぱりお母さん見せてあげたかった…」としんみりしていたら、キャンセルした母の席に母と同世代の女性が着席。さらに、わたしの妹と同じくらいの年齢層の娘さんもいっしょで、まさしく今日来られなかった母と妹のようなお二人が現れたのです。「こんな巡り合わせがあるのか! これもひとつの奇跡!」とわたしはひとりでテンションが上がっていました。

 

その母娘さんはとっても気さくな方で、ライブがはじまるまで少しだけ〈ましゃトーク〉ができました。「あんなにカッコいい53歳はいない!」と熱く語るお母さまの姿は、うちの母ととても似ており、つい笑顔になります。

 

また、高齢でもあるお母さまはライブ中でも座って鑑賞されるとのことなので、わたしのできる範囲で配慮。終了後に「とてもよく見えたわ。ありがとう」といっていただけ、勝手に親孝行した気分になれてうれしくなりました。

 

ましゃトークの中でお母さまはいっていました。

「ましゃのライブを観るのが生きがい」だと。

 

福山さんのライブは、この方や、うちの母や、そのほかの方々、幾千幾万もの人の生きがいになっている。

そのことに改めて気づかされ、困難な状況でもライブを開催して音楽を届けてもらえたことに心からの感謝と感動を覚えました。

福山さん、スタッフの方々、ありがとうございます。

 

うちの母も実家でオンラインを楽しんだようです。

「80歳になってもライブに行く!」と意気込んでいるので、次はいっしょに参加します。

masami urayama

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