今日は全員を称える日。2019年度関西学生サッカーアウォーズ。

「2019年度関西学生サッカーアウォーズ」が12月7日(土)阪南大学で開催された。1部リーグから3部リーグまで、関西学生サッカー連盟所属チームの選手・スタッフや関係者などが集まり各リーグの優秀選手賞やフェアプレー賞などが発表された。注目のMVPは、大阪体育大学4年の田中駿汰選手(北海道コンサドーレ札幌内定)。ユニバーシアードナポリ大会で活躍した大阪体育大学4年の林大地選手(サガン鳥栖内定)や関西学院大学4年の山本悠樹選手(ガンバ大阪内定)は、優秀選手賞と特別賞を受賞した。

大阪体育大学が2年連続リーグ制覇。

2019シーズンの関西学生サッカーリーグは、4月6日から11月24日までの日程で開催された。1部リーグのチーム表彰は最終節に行われ、大阪体育大学が昨年を上回る勝点52をあげて2年連続で優勝。2位と3位はともに勝点42で、得失点差で関西学院大学が2位、びわこ成蹊スポーツ大学が3位となった。

また、2部Aリーグの甲南大学、大阪学院大学、同志社大学が1部リーグに昇格。2部Bリーグの京都橘大学、龍谷大学、追手門学院大学、芦屋大学が2部Aリーグに昇格。3部チャレンジリーグの京都教育大学、大阪国際大学、神戸国際大学、佛教大学が2部Bリーグへの昇格を決めた。

12月7日に開催された関西学生サッカーアウォーズは、学生準幹事の石丸真帆さん(立命大4年)が司会進行を務め、学生幹事の森島佑太さん(阪南大3年)が受賞監督・選手にインタビュー。今シーズンの試合風景や選手たちからの感謝のメッセージなどの映像もあり、シーズンを締めくくるにふさわしいアウォーズとなった。

開会宣言

関西学生サッカー連盟 橋本楓生弥学生幹事長(大経大4年)

みなさま、本日はご来場いただきありがとうございます。今年のアウォーズのテーマは感謝です。迫力ある映像や選手からのメッセージ、多数ありますのでぜひ最後までお楽しみください。

それではただいまより2019年度関西学生サッカーアウォーズを開会します。

一般社団法人関西サッカー協会 村山義彰会長

みなさんこんにちは。本日は、関西学生サッカーリーグ1部から3部までのすべての試合・選手に対して、活躍された方を表彰するアウォーズの開催。私も非常に嬉しく思います。参加全チームの方が参加されていると聞いています。本当にごくろうさまです。4月に入って今まで非常に長い期間それぞれのカテゴリーで試合をされました。1部リーグで優勝されました大阪体育大学、2年連続の優勝、本当におめでとうございます。

大学サッカーには大きな特長がございます。選手のみなさんは、専門的な知識や技能を学ぶ場所で、仲間の絆を大切にしてサッカーという競技に取り組みます。また、運営面でも関西学生サッカー連盟の学生のみなさんが直接運営に携わります。そういった面をこれからも大事にしていただきたい。みなさん、本当に若いきらきら光っている年代です。その時にサッカーをしたということを、本当に誇らしく思えるような、自分の成長につながるということを思っていただくような大会にこれからもしていかなければならないと思っています。

みなさんの活躍が、みなさんの頑張りが、日本のサッカーを支えます。来年は東京オリンピックパラリンピックイヤーです。若きU-23の代表がメダルを目指してどんな戦い方をするのか、みなさんも注目されると思います。それを支えるのは、大学のみなさんだと思います。関西学生サッカーリーグからも、そういった大会に出る選手、海外に出ていく選手がたくさんいます。みなさんの人生の中でサッカーをやっていて良かった、いい仲間にめぐり会えた、そういうことは財産として永遠に残ることを期待申し上げて挨拶にかえさせていただきます。関係者のみなさん役員のみなさん本当にご苦労様でした。厚く御礼申し上げます。

3部リーグ

関西学生サッカーリーグ3部は全25チーム。前期は25チームが3ブロックに分かれて戦い、各ブロックの成績で「3部チャレンジリーグ」「3部リーグ」に分かれて後期を戦うレギュレーションとなっている。今シーズン3部リーグを戦ったのは、京都外国語大学、大阪経済法科大学、大阪大学外国語学部、摂南大学、奈良教育大学、大谷大学、京都工芸繊維大学、大阪工業大学、奈良学園大学、帝塚山大学、太成学院大学、四天王寺大学、神戸医療福祉大学。今シーズンは京都外国語大学が優勝を飾った。

チーム成績

優勝 京都外国語大学、準優勝 大阪経済法科大学、第3位 大阪大学外国語学部

優秀選手賞

GK 島田紘希選手(経法大2年)、小島駿選手(大阪大外語6年)

DF 岩田航司選手(京外大3年)、中林祥真選手(京外大2年)、植田泰輔選手(大阪大外語5年)

MF 児谷拓希選手(京外大4年)、本多照昌選手(京外大2年)、出口優真選手(経法大4年)、横山聖樹選手(経法大3年)

FW 上原幸真選手(奈学大3年)

ベストキャプテン

児谷拓希選手(京外大4年)

3部チャレンジリーグ

3部チャレンジリーグは12チームでリーグ戦が行われ、上位2チームは2部Bリーグへ自動昇格、3~6位チームは2部Bリーグ10~7位チームとの入替戦に臨む。今シーズン所属チームは、京都教育大学、大阪国際大学、神戸国際大学、森ノ宮医療大学、滋賀大学教育学部、佛教大学、大阪大谷大学、兵庫県立大学神戸、滋賀大学経済・DS学部、神戸外国語大学、兵庫教育大学、兵庫県立大学姫路。今シーズンは京都教育大学が優勝、2部Bリーグへの昇格チームは、京都教育大学は6年ぶり、大阪国際大学は23年ぶり、神戸国際大学は3年ぶり、佛教大学は2年ぶりとなる。

チーム成績

優勝 京都教育大学、準優勝 大阪国際大学、第3位 神戸国際大学

優秀選手賞

GK 德住将選手(京教大3年)

DF 松岡耕生選手(京教大4年)、戸田大翔選手(京教大3年)

MF 清水宏規選手(京教大1年)、阪本匠馬選手(森医大4年)、小竹森俊紀選手(滋賀大教育学部4年)

FW 舛田凱選手(大国大3年)、山下大樹選手(大国大2年)、中嶌翼選手(滋賀大教育学部2年)、堀口悠生選手(佛教大2年)

ベストキャプテン

松岡耕生選手(京教大4年)

京都教育大学 松岡耕生キャプテン(4年)

昇格を決めて、そこは素直に嬉しいです。今シーズンは過去3年間昇格できなかった経験を活かして、特に(5月末に前期リーグが終わってから)後期リーグまでの間どれだけレベルアップできるかというところを重視して取り組んできました。その成果が出たことが嬉しく思います。大学サッカーは、高校とは違って選手一人ひとりのモチベーションがさまざまです。また高校での環境によって選手がどれだけサッカーの技能があるかもさまざまで、そこに難しさを感じました。また、今年一年はキャプテンとしてそのチームをまとめ新しいことも得られたと思いますし、最後昇格できて良かったと思います。充実した4年間だったと思います。

大阪国際大学 麥田海渡キャプテン(3年)

目標として昇格をあげていたので、非常に嬉しく思います。昇格に向けて取り組んできたこととしましては、公式戦につながるようなトレーニングができるようにということ。選手同士で鼓舞しあい励ましあい、重点的にトレーニングしてきたことが要因です。(来シーズン23年ぶりの)2部リーグ昇格というチームですが、チャレンジャー精神を忘れずアグレッシブに戦っていきたいと思います。

神戸国際大学 盛次亮太選手(2年)

昇格できたことは素直に嬉しいです。今シーズン最後まで戦えるチームをつくることで、最後まであきらめず戦えたことが昇格につながったと思います。(来シーズンは)厳しい試合ばかりになると思います。さらに昇格目指して最後まで頑張りたいと思います。

佛教大学 寺石圭汰キャプテン(3年)

昨年は降格して悔しい思いを経験したので1年間で復帰できたということでとても嬉しく思っています。チームの一体感を高めることで、そのことがチームの昇格につながったと思います。(来シーズンは)昇格チームらしく貪欲に粘り強く戦っていきたいと思っています。

2部Bリーグ

2部Bリーグには、京都橘大学、龍谷大学、追手門学院大学、芦屋大学、京都大学、大阪市立大学、天理大学、大阪府立大学、和歌山大学、関西外国語大学の10チームが所属。京都橘大学が優勝して2部Aリーグへ自動昇格、龍谷大学、追手門学院大学、芦屋大学は入替戦を制して昇格を決めた。

チーム成績

優勝 京都橘大学、準優勝 龍谷大学、第3位 追手門学院大学

優秀選手賞

GK 駒井基大選手(大府大2年)

DF 深井慈也選手(追大4年)、竹川恭平選手(和大4年)

MF 土井翔太選手(京都橘大2年)、前田拓哉選手(京都橘大2年)、堀尾橘平選手(龍谷大4年)、石川和志選手(芦屋大4年)

FW 東峻平選手(京都橘大3年)、澤大我選手(京都橘大3年)、塩見一平選手(芦屋大3年)

ベストキャプテン

早川宙世選手(京都橘大4年)

京都橘大学 早川宙世キャプテン(4年)

今年1年間はチームとしても2部A昇格を目標としてきましたし、個人としても自分がいる間に昇格したいという気持ちが強かったので、昇格できて正直ほっとしましたし嬉しかったです。自分が1回生の頃は人数が少なくて、練習もまともにできなかったとかしんどい時期が多かったです。ただキャプテンをやらせてもらったり、地域貢献とかいろんな経験をさせてもらいました。監督やチームメイトや、支えてくれた人たちに感謝したいです。

龍谷大学 堀尾橘平キャプテン(4年)

去年2部Aで1勝もできずに降格してしまったので、今年はチームとして1年での2部A昇格を目標にかかげてきたのでその目標を1年で果たせたことが非常に嬉しかったです。試合に出ているのが4回生が半分以上なので、引退試合となった入替戦は、楽しんでやろうという話をしていました。僕たちのチームは監督やコーチがおらず学生しかいないので難しい場面もたくさんあったのですが、仲間の大切さを気づかせてもらいました。助け合える仲間がいてよかったと思い成長できました。

追手門学院大学 松田幸太キャプテン(4年)

昨年度は入替戦に敗れてしまって悔しい思いをしたので、今年こそはという気持ちでこの1年間取り組んできたので、ほっとしている気持ちととても嬉しい気持ちでいっぱいです。4年間あっという間でしたけど、とてもいい形で終わることができたと思います。

芦屋大学 石川和志キャプテン(4年)

この1年間2部Aリーグへ昇格に向けてやってきたので、その目標が達成できることができて嬉しく思います。攻撃サッカーを掲げてやってきたのですけどそれを最後のシーズンで表現できて嬉しく思います。芦屋大学に入学してさまざまな先輩後輩同期の仲間と出会い、スタッフの方々に助けられて成長することができたので、この経験を活かして次のステージで頑張っていきたいと思います。

2部Aリーグ

2部Aリーグは12チーム。1部リーグを経験したチームも多く、上位争いは熾烈だった。所属チームは、甲南大学、大阪学院大学、同志社大学、大阪教育大学、流通科学大学、京都先端科学大学、関西国際大学、大阪大学、神戸大学、大阪商業大学、姫路獨協大学、神戸学院大学。優勝の甲南大学と大阪学院大学が1部リーグへ自動昇格、同志社大学が入替戦を制して2年ぶりの昇格を決めた。

チーム成績

優勝 甲南大学、準優勝 大阪学院大学、第3位 同志社大学

優秀選手賞

GK 桑原拓都選手(甲南大4年)

DF 岡本侑也選手(甲南大4年)、井上聖也選手(甲南大2年)、生駒稀生選手(大院大4年)、村瀬悠介選手(大教大3年)

MF 和田幸之佑選手(大院大4年)、川﨑健太郎選手(大院大3年)、池平直樹選手(同大2年)、門廣大雅選手(大教大3年)

FW 竹田そら選手(同大4年)、長野諒選手(関国大4年、)坂井優太選手(大阪大4年)

ベストキャプテン

岡本侑也選手(甲南大4年)

甲南大学 岡本侑也キャプテン(4年)

昨年1部降格を経験してチームとしては何としても1年で1部リーグに行きたいという目標だったので、達成できた時は素直に嬉しかったです。1年間取り組んできたこととしては、日々の練習から常に1部基準でやっていこうという姿勢で練習に取り組んだことが昇格につながったと思います。4年間を振り返って正直あっという間だったなと。4年間サッカーの生活がほとんどだったんですけど充実した4年間を送ることができて、なおかつチームメイトにも恵まれて、最後は自分の4年目で1部昇格を決めることができて充実したと思います。

大阪学院大学 生駒稀生キャプテン(4年)

優勝できなかったのは残念ですけど1年間で昇格できて嬉しかったです。去年、試合に出てる4回生が多い中で降格してしまって正直気持ちの立て直しが難しい1年だったと思うのですけど、みんなでしっかり1年間戦った結果が昇格だったと思うのでそれはよかったと思う。この4年間で、関西選手権に優勝したり入替戦を経験したり2部を経験したり、とてもすごい濃い、いい経験ができたので、今後の人生に活かしていきたいと思います。

同志社大学 西中竜斗キャプテン(4年)

1年間戦ってきて目標にしてきた1部昇格ができて嬉しいのはありますけど、一番は安心したという気持ちが強い。昇格に向けて取り組んできたことは、近年同志社大学が1部2部を行き来しているという現状を打破するために、今年1年間だけではない先の未来に向けて活動していこうという強い思いを持って毎日を過ごしてきたので、それがうまくつながったのかなと思います。(4年間を振り返り)すごい苦しかったことが多い中、最後1年主将を任せてもらいました。これからの人生につながる大きな財産をいただけたのではと思います。関わってくれたみなさん本当にありがとうございました。

Iリーグ・マスコット紹介

トップチーム以外の選手の出場機会を確保するために設けられたIリーグ(インディペンデンスリーグ)が、今年も関西学生サッカーリーグと並行して行われた。関西では25大学57チームが参加し、チーム表彰・個人表彰は11月24日に行われた。また、Iリーグの全国大会へは立命館大学Ⅰと大阪体育大学が出場し、準決勝で両チームが対戦。立命館大学Ⅰが優勝、大阪体育大学は第3位の成績だった。

Iリーグ

年間総合優勝 立命館大学Ⅰ

Iリーグ得点王 髙貝樹幹選手(大体大3年)

アシスト王 早田拳進選手(関福大4年)、徳田峻希選手(関学大3年)、水田和真選手(関学大2年)

最優秀審判 相宮和真氏(京教大3年)

優秀審判賞 中川稜脩氏(佛教大3年)、福吉海偉氏(関西医療大3年)、宇佐川楓人氏(関西大1年)

関西学生サッカー坊主くん

ステージ上に現れたマスコットは「関西学生サッカー坊主」くん。2011年に関西学生サッカーのすべてのチームを応援するために誕生した「土と芝生の妖精」で、リーグ戦や総理大臣杯などでスタジアムを賑わせてくれる。この日のアウォーズでも、大学の入り口で来場者を出迎えてくれた。

特別賞

2019年7月7日~14日まで開催されたユニバーシアードナポリ大会で、サッカー日本代表チームはブラジルを破って見事優勝を飾った。チームを率いた松本直也監督(桃山大)に特別指導者賞が、また、代表チームで活躍した田中駿汰選手(大体大4年)、林大地選手(大体大4年)、山本悠樹選手(関学大4年)に関西学生サッカー特別賞が授与された。なお、3選手はJクラブへの入団が内定している。

関西学生サッカー特別賞

田中駿汰選手(大体大4年)、林大地選手(大体大4年)、山本悠樹選手(関学大4年)

特別指導者賞

松本直也監督(桃山大)

田中駿太選手(北海道コンサドーレ札幌内定)

この大学4年間では非常に多くのことを学び経験させてもらいました。自分にとってとても学びの多い4年間だったと思います。大学サッカーに関わってくれたすべてのみなさんに感謝します、ありがとうございます。来シーズンはオリンピックのメンバーが絞られてくると思うので、そこにしっかり食い込んで行けるように。また、(内定したコンサドーレ札幌では)スタート時から出られるように頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。

林大地選手(サガン鳥栖内定)

大学サッカーを振り返って自分がサッカーする場をこうやって作ってくれたことに感謝しながらプレーしていたのと、来シーズンはサガン鳥栖に入団が決まったのですが、最初から出てより多くのゴールを決めたいと思います。

山本悠樹選手(ガンバ大阪内定)

大学サッカーを振り返って、大学サッカーを選んで良かったと思います。関西学院大学サッカー部だからこそ経験できたし成長できたことがたくさんあったなと思います。関西学生サッカーリーグで目標としていた1シーズン10ゴール10アシストとタイトルを取れなかったというのは4年間通しての悔いとして残りますが、この悔しい経験を糧に次のシーズンに向けて全力で戦っていきたいと思います。

松本直也監督(ユニバーシアードナポリ大会代表監督)

(ユニバーシアードでの印象は)非常に攻守ともに個性的な選手3人が活躍してくれたと思います。本当に関西学生サッカーリーグを代表する3選手だったと思います。ユニバーシアードの監督を務める中で、大学生選手のレベルアップは非常に強く感じました。ユニバーシアードに選ばれなかった選手の中からもこの先Jリーグで活躍し日本代表に選ばれる選手も出て来ると思います。みなさんの毎日のトレーニングがトップにつながっていくと思います。ぜひ頑張っていきましょう。

Jリーグ入団決定選手18名

スクリーンでは、今シーズンJクラブに入団が内定している選手が紹介された。今シーズンも関西学生サッカーリーグから多くの選手がJクラブへ入団する。特別指定選手としてすでに試合に出場した選手や日本代表選手に選出された選手もいる。卒業後の彼らの活躍にも注目していきたい。

Jリーグ入団選手(2019年12月23日現在・公式発表順)

黒川圭介選手(関西大) ガンバ大阪(J1)

羽田健人選手(関西大) 大分トリニータ(J1)

田中駿汰選手(大体大) 北海道コンサドーレ札幌(J1)

山本悠樹選手(関学大) ガンバ大阪(J1)

忽那喬司選手(びわこ大) 愛媛FC(J2)

林大地選手(大体大) サガン鳥栖(J1)

竹本雄飛選手(立命大) ロアッソ熊本(J3)

糸原紘史郎選手(びわこ大) ガイナーレ鳥取(J3)

西田恵選手(大体大) ツエーゲン金沢(J2)

吹ヶ徳喜選手(阪南大) 徳島ヴォルティス(J2)

牧野寛太選手(関西大) AC長野パルセイロ(J3)

毎熊晟矢選手(桃山大)V・ファーレン長崎(J2)

川﨑一輝選手(大経大) カマタマーレ讃岐(J3)

青山景昌選手(びわこ大) 福島ユナイテッドFC(J3)

知念哲矢選手(近畿大) FC琉球(J2)

田中勘太選手(びわこ大) カターレ富山(J3)

永野雄大選手(阪南大) ギラヴァンツ北九州(J3)

井上直輝選手(びわこ大) ブラウブリッツ秋田(J3)

得点王・アシスト王

各リーグの得点王・アシスト王が発表され、代表で1部リーグ得点王の延祐太選手(立命大3年)と藤井智也選手(立命大3年)へのインタビューが行われた。二人とも立命大の3年生。来シーズンの活躍に今から期待が寄せられる。

得点王

3部リーグ 上原幸真選手(奈学大3年)25ゴール

3部チャレンジリーグ 阪本匠馬選手(森医大4年)10ゴール

2部Bリーグ 堀尾橘平選手(龍谷大4年)14ゴール

2部Aリーグ 長野諒選手(関国大4年)18ゴール

1部リーグ 延祐太選手(立命大3年)16ゴール

アシスト王

3部リーグ 平良昂大選手(奈学大1年)10アシスト

3部チャレンジリーグ 小竹森俊紀選手(滋賀大教育学部4年)7アシスト

2部Bリーグ 堀尾橘平選手(龍谷大4年)12アシスト

2部Aリーグ 川﨑健太郎選手(大院大3年)15アシスト

1部リーグ 藤井智也選手(立命大3年)14アシスト

延祐太選手(立命大3年)16ゴール

このような賞をいただけたことを大変嬉しく思います。またアシスト王である藤井智也をはじめとする数多くのチャンスメイクをしてくれたチームメイトに感謝しています。しかし、私の目標は20ゴール以上でした。数多くのチャンスをもらっている中で16ゴールしか決めることができず、またチームとしてもインカレ出場を逃すという悔しい結果となりました。しかし私にはあと1年あるので、来年こそは個人としてもチームとしても目標を達成できるように頑張りたいと思います。

藤井智也選手(立命大3年)14アシスト

今年アシスト王を受賞することができたことは大変嬉しく思っています。僕がした14のアシストのうち9は延祐太によってつけられたものです。苦しい状況でもどんなパスでもアシストにしてくれたということに本当に感謝しています。またチームメイトが僕の試合中の仕掛けを尊重してくれたからこそこの結果があると思うので、チームメイトには本当に感謝しています。またデンソー関西選抜で同じたくさんの尊敬する先輩と出会えて成長することができたと感じています。井上直輝選手をはじめたくさんの素晴らしい先輩に出会えたことは狙うのはもちろんのこと、来シーズンは必ずこの立命館大学を総理大臣杯やインカレに出場できるよう個人としても成長して選手としてもっと魅力あるものにしていきたいと思います。

フェアプレー賞

各リーグのフェアプレー賞が発表され、受賞チームのキャプテンがステージに上がった。3部リーグ摂南大学・川口洋平キャプテン(3年)、3部チャレンジリーグ京都教育大学・松岡耕生キャプテン(4年)、2部Bリーグ追手門学院大学・松田幸太キャプテン(4年)、2部Aリーグ同志社大学・西中竜斗キャプテン(4年)、そして1部リーグ関西大学・牧野寛太キャプテン(4年)が表彰された。

フェアプレー賞

3部リーグ 摂南大学

3部チャレンジリーグ 京都教育大学

2部Bリーグ 追手門学院大学

2部Aリーグ 同志社大学

1部リーグ 関西大学

最優秀指導者賞、1部リーグベストキャプテン

優秀指導者賞とベストキャプテンには、関西学生サッカーリーグ2年連続5回目の優勝を果たした大阪体育大学の松尾元太監督と河邊拓己キャプテン(4年)が選出された。

優秀指導者賞 松尾元太監督(大体大)

ベストキャプテン 河邊拓己選手(大体大4年)

松尾元太監督

2018年19年と優勝できたことは選手が本当にリーグ戦を1節から前後期戦っていく中で成長したその証だと思います。選手だけじゃなくて、ここに来ている学生スタッフや主務やチームスタッフが本当に真摯に学生と向き合って力を注いでくれた結果、教育実習だったりユニバーシアードだったり代表だったり実習等で選手が抜ける難しい状況の中、本当にチーム全体としてリーグ戦を通じて成長するということが果たされた結果だと思います。

河邊拓己キャプテン

リーグ戦を終えてチームとしてまとまることができ、去年が勝ち点51だったのでそれを超える目標を達成できたのは良かったと思います。優勝要因としては4回生が抜けた時に3回生を中心にチームをまとめてくれてそれで勝ち切れたというのが自分たちにとって大きかったと思います。

新人賞

関西学生サッカー連盟の技術委員が選出する新人賞は、5名の選手が受賞した。中でも技術委員の推薦数が最も多かったのが、びわこ成蹊スポーツ大学の泉柊椰選手だ。神戸U-18出身でU-16日本代表経験もある。泉選手をはじめ野寄選手(大体大)、松尾選手(関西大)、郡司選手(阪南大)、谷本選手(関福大)ら1年生選手たちの学生サッカーでの成長ぶりにも注目していきたい。

新人賞

野寄和哉選手(大体大)、泉柊椰選手(びわこ大)、松尾勇佑選手(関西大)、郡司篤也選手(阪南大)、谷本駿介選手(関福大)

4年間最多リーグ出場賞

発表された瞬間、会場からはどよめきが沸き起こった。関西学生サッカーリーグ1部リーグは年間22試合、4年間で88試合が行われる。その中で最も長い時間試合に出場した選手に贈られるこの賞を今シーズン獲得したのは近畿大学の川浪龍平選手。出場時間は88試合7,920分、全試合フル出場だ。これは、関西学生サッカーリーグでこの賞ができてから初めての快挙である。なお、2位は橋本和征選手(京産大)の6,318分、3位は黒川圭介選手(関西大)の6,245分だった。

川浪龍平選手(近畿大4年)

まずはこのような賞をいただいて本当に嬉しく思います。自分の大学4年間は、高校時代に所属していたガンバ大阪ユースで屈辱的な日々をおくった悔しい気持ちが大きな原動力になっていました。苦しい気持ちや悔しい思いもしたんですけど、こうやって全試合にフル出場してこういった賞をいただけたことは本当に嬉しく思います。またこういうふうに信頼して使ってくれた監督やスタッフのみなさんに感謝し、試合を運営してくれた学連のみなさん、このように素晴らしい身体に生んでいただいた家族、そしてチーム、苦しい時に支えてくれたチームメイトに本当に感謝したいと思います。次のステージでも、この悔しさと感謝の気持ちを忘れずに、ガンバ大阪などのJ1のチームを破って天皇杯優勝といったものを達成したいと思っています。

ベストゴール賞

関西学生サッカーリーグ1部の試合はUSTVで全試合配信されている。その全試合・全ゴールの中から選ばれるのが年間ベストゴール賞だ。今年は、前期第9節・大阪体育大学vs桃山学院大学の決勝ゴールとなった大阪体育大学の林大地選手のゴールが選出された。林選手はUSTVで試合を配信している東洋メディアサービス(株)の沖本進哉代表取締役とともにステージ上で挨拶した。

林大地選手(大体大4年)

自分はリーグ戦が始まる前にそれなりに大きなケガをして、前期ほとんど出られなくてチームメイトに迷惑をかけたので。試合に出始めても、3試合目くらいまで結果が出せなかった。ケガした時の思いやこれまで点が取れない自分がいたり、いろいろあったですが、あのゴールをきっかけにまた自分らしいプレーができたので。あのゴールで受賞させてもらえてすごく有難いと思っています。

東洋メディアサービス(株)代表取締役 沖本進哉氏

今日はこのような素晴らしい席に呼んでいただきましてありがとうございます。今、林くんのゴールを観させてもらい、林くん凄いな、あんなシュートができるのは凄いなと、改めて思っていた次第であります。私もスポーツしていたので少しは解るのですが、練習でできたことしか試合ではできない、というよりも練習でできていたことすら試合ではできないということが多かった。その中であれだけの素晴らしいシュートができる林くんは本当にいつもいつも充実した練習をしていたんだなというふうに考えていました。この5年くらいずっと試合を見せていただいているんですが、関西学生サッカーの試合を見た後にいやな気分になったことが一度もありません。さっきもフェアプレー賞の表彰がありましたが、いつもフェアプレーで全力でやっていらっしゃるな…という気持ちでいつも会社に帰ることができました。どうぞ来シーズンもみなさん堂々と勝ってください。そして負けるチームも堂々と負けてください。そんな学生サッカーであって欲しいなと考えております。本当にありがとうございました。

1部リーグ優秀選手

2019年度の関西学生サッカーリーグは大阪体育大学の優勝で幕を閉じた。アウォーズに先立ち11月24日に行われたリーグ戦閉会式では1部リーグ成績発表が行われ、優勝は大阪体育大学、準優勝は関西学院大学で3位びわこ成蹊スポーツ大学とは勝点で並び得失点差での争いだった。アウォーズでは優秀選手賞の発表が行われ、11名の選手が表彰された。年間最優秀選手賞は大阪体育大学の田中駿汰選手。また、優秀選手賞11名のうち6名が4年生で、全員がJクラブへの入団が内定している。残る5名は3年生。来シーズンでのさらなる活躍が期待される。

優秀選手賞

GK 田中勘太選手(びわこ大4年)

DF 林尚輝選手(大体大3年)、真瀬拓海選手(阪南大3年)

MF 田中駿汰選手(大体大4年)、西田恵選手(大体大4年)、山本悠樹選手(関学大4年)、藤井智也選手(立命大3年)

FW 林大地選手(大体大4年)、井上直輝選手(びわこ大4年)、延祐太選手(立命大3年)、堤原翼選手(京産大3年)

年間最優秀選手賞(関西サッカー協会会長杯) 田中駿汰選手(大体大4年)

この賞は一人の力では取れなかったと思っているので。チームメイト、監督スタッフ、家族、応援してくれたすべての人たちに感謝したいと思います。この4年間チームのためにやってきたことが、こうやって個人の賞という形で取れたということで非常に嬉しいですし、この賞をもらえたことで自分のこれからのサッカー人生に活きるかなと思います。ありがとうございました。

閉会宣言

学生広報委員長 長嶋水香(近畿大3年)

今年度もみなさまのご協力があり、無事関西学生サッカーアウォーズを開催することができました。みなさまにとって今年の関西学生サッカーはどのようなものでしたか。私たち関西学生サッカー連盟役員一同は、勝利に向けて全力で頑張り続けるチームのみなさま、彼らを応援するご家族のみなさま、大学サッカーを応援してくださるファンのみなさま、多くの方と関わり一試合一試合運営できたことを誇りに思っています。さて、来年2020年は東京オリンピックが開催されスポーツの年になるかと思います。そのような年にこの関西学生サッカーがより注目され発展したリーグになることを願っています。そのために私たち関西学生サッカー連盟役員一同頑張りますので来年度もよろしくお願いいたします。以上をもちまして2019年度関西学生サッカーアウォーズを閉会いたします。

関西学生サッカーリーグの運営に携わったみなさん。素晴らしいシーズンをありがとうございました。

2019年度関西学生サッカー連盟

学生幹事

橋本楓生弥さん(大経大4年)、安田拡斗さん(関西大4年)、柏井晴さん(関西大3年)、田代公彦さん(大体大3年)、長嶋水香さん(近畿大3年)、森島佑太さん(阪南大3年)、康本三太さん(関学大3年)、澤井元伸さん(立命大3年)、原田敦生さん(大体大3年)、上岡拓海さん(びわこ大3年)、中井剛志さん(京産大3年)、園山主真さん(京産大3年)、國塩宙樹さん(大院大3年)、岩田優吾さん(同大3年)、榎本蓮さん(甲南大3年)、簑城賢さん(姫獨大4年)、櫻庭歩夢さん(大産大2年)、金城海生さん(関福大2年)、浦晃希さん(桃山大2年)、岡田太郎さん(びわこ大2年)、寺田紗絵さん(阪南大2年)、奥山大輔さん(大体大2年)、川田希さん(関学大2年)、本橋駿さん(関西大2年)、久保剛瑠さん(立命大2年)、松葉和真さん(甲南大2年)、西川裕人さん(大体大1年)

学生準幹事

西井玲美さん(びわこ大4年)、渡邉希子さん(平安女学院大4年)、石丸真帆さん(立命大4年)、岩下敦さん(立命大4年)、藤井葵さん(神戸女子大3年)、篠木茉実さん(立命大3年)、工藤愛梨さん(阪南大2年)、上田ちなつさん(京産大2年)

審判部

福島惇輝さん(関西大3年)、松﨑涼さん(大教大4年)、山田颯一郎さん(立命大M1年)、高橋和さん(京産大3年)、相宮和真さん(京教大3年)、天野海輝さん(近畿大3年)、佐古大輔さん(同大2年)、平野裕一朗さん(関学大M1年)、日野林駿さん(立命大M1年)、西中理さん(龍谷大4年)、佐藤浩太さん(立命大4年)、竹内章さん(びわこ大4年)、足立正輝さん(日経大4年)、清田将矢さん(京産大4年)、山口尚大さん(奈良大4年)、吉田凌大さん(近畿大4年)、石黒祥規さん(立命大4年)、山田昌輝さん(甲南大4年)、落水裕大さん(四天王寺大3年)、森川雅也さん(京都医療科学大3年)、渡辺一翔さん(関国大3年)、中川稜脩さん(佛教大3年)、福吉海偉さん(関西医療大3年)、田中涼輔さん(藍野大3年)、佐伯裕貴さん(履正社医療スポーツ専2年)、小林清訓さん(大阪大M2年)、中村豪さん(関学大3年)、五味雄大さん(関西大2年)、園山泰平さん(近畿大2年)、山岸愛斗さん(阪南大2年)、井城直人さん(桃山大1年)、蟹井太陽さん(和歌山信愛大1年)、姫野翔真さん(関外大1年)、奥村颯太さん(京教大1年)、田中雄さん(大教大1年)、山口凌平さん(大府大1年)、宇佐川楓人さん(関西大1年)、藤真悠子さん(追大1年)、伊佐雄貴さん(履正社医療スポーツ専1年)、岡本泰徳さん(神戸大1年)、山上貴暉(同大1年)、水嶋優希(大教大2年)

※2019年12月7日現在

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Michio Kii

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