【南紀オレンジサンライズFCコラム#30】応援される選手に

『サッカークラブを通じた地域創生を目指して！』　和歌山県の紀南地方を中心に活動しているサッカークラブ「南紀オレンジサンライズFC」のリレーコラム。今回は殿垣賢介生選手からの投稿です。

【はじめに】

背番号5番、DF殿垣賢介です。覚悟を持ってこのチームに来ました。よろしくお願い致します。

【これまでの自身の経験】

私は小学校1年生からサッカーを始め、その後も中学・高校とサッカー部に所属し、大学でもサッカー部で4年間プレーしました。そして、大学卒業後は高松市の中学校で勤務しながら、香川県1部リーグのチームでプレーしていました。ここまで17年間サッカーをしてきましたが、決して華やかな成績を残すことができたわけではありません。ですが、この17年間で「成績」には残らない多くの貴重な経験をしてきました。

特に中学校教員として働いていた1年間は私にとって大きな財産となりました。私は中学2年生の担任とサッカー部の顧問として1年間過ごしました。たしかに、1日1日を振り返れば大変な時もありましたが、とても充実した1年間でした。また、当時のサッカー部は部員9人。人数の少なさはネガティブな要素かもしれませんが、人数が少ないので練習やランメニューも一緒に行い、練習試合では私ともう1人の顧問の先生も出場するなど子どもたちと一緒にサッカーをしてきました。その中で、プレーすることの楽しさを改めて感じました。

【クラブに入団した理由】

プレーすることの楽しさを感じる中で、選手として限界まで挑戦してみようと思い、合同トライアウトを受けました。いくつかのチームから声をかけていただき、その中で「地域密着」を掲げるこのチームに魅力を感じ最終的に入団を決意しました。ですが、「今の学年を卒業させたい」という思いも本当に強くあったので、この判断は最後の最後まで悩みました。そして離任する時は、子どもたちから応援の言葉や手紙などをもらうと同時に、この子たちが「中2の時のあの先生はサッカーで活躍しているんだ」と自慢できるくらいの存在にならなければと強く感じましたし、今でも私の原動力のひとつです。

【今後の目標】

チームが掲げる目標を達成するために、自分にできることを日々積み重ねていきます。そのうえで「応援される選手」になります。今まではサッカーが好きだからという理由だけでサッカーをしてきましたが、和歌山で応援してくださる方々、香川から応援してくださる方々、岡山から応援してくださる方々など、様々な人たちの思いを背負いながら日々ひたむきに努力していきます。今後とも応援よろしくお願い致します。